カイヤンの通販
カイヤン
カイヤンの魅力
カイヤンはサメのような姿をした淡水魚です。ナマズ科の魚ですが、背ビレを水面より上に出して泳ぐ姿や、体表の光沢が美しく様々な色に見えることから「虹色のサメ」とも呼ばれています。原産地の東南アジアでは食用魚として親しまれる一方、日本では観賞魚として人気があり、色素の薄いアルビノ個体も流通しています。サメに似てはいるものの性格はおとなしく、飼育しやすいのが魅力です。最大で60cm~100cmほどに成長するため、迫力ある遊泳姿を楽しむことができますよ。また、寿命が10年程度といわれていますので、長期飼育にも期待できる魚です。
学名 | Pangasianodon hypophthalmus |
最大全長 | 60cm~100cm |
飼育難易度 | 経験者向き カイヤンは餌付きも良く、丈夫で病気にもかかりにくいため飼育しやすい魚といえます。熱帯魚ショップなどでは5cmほどの稚魚が販売されていますが、成長すると体長が60cmもしくはそれ以上になりますので大型の水槽で飼育しましょう。大型水槽は小型水槽に比べて水換えなどの手間がかかるため、水槽管理に慣れている人の方が取り扱いやすいかもしれません。また、10年ほど生きるといわれていますので、長期飼育を見込んで導入しましょう。 |
カイヤンとは?
カイヤンはナマズ目パンガシウス科に属する淡水魚です。原産地は東南アジアのメコン川やタイのチャオプラヤ川などですが、東南アジアの他の川にも養殖用の個体が生息しています。幼魚の頃は黒味がかったシルバーの縞模様をしており、眺める角度や光の加減によって体表が鮮やかに光ります。成長とともに背が黒く腹部が白く変色し、腹部にはさらに黒色の縦帯模様が入るようになります。鱗がなく、体表が粘膜の保護層で覆われているのも特徴的です。ナマズの仲間ですが水槽の低層ではなく中層を泳ぐ習性があり、遊泳性の高い魚としても知られています。
カイヤンの飼育方法
推奨水槽サイズ
カイヤンは成長すると60cm以上の大きさになるため、最低でも90cmの水槽を用意しましょう。複数飼う場合は120cm以上の水槽が適しています。遊泳を好むため、大きめの円型水槽だとなお良いでしょう。
飼育に必要な道具
水槽設置に必要な機材・グッズ
- 水槽、フタ、水槽台
- 照明
- ろ過フィルター、ろ材
- ヒーター、クーラー(冷却ファン)
- エアレーション
- 底砂
- 岩、流木、水草
- 水温計
- カルキ抜き、水質調整剤
- 水質測定キット
- エサ
その他あると便利なアイテム
- ヒーターカバー
- 掃除グッズ
- バケツ
- プロホース
適正温度
26度前後
水質
中性pH7.0
餌
カイヤンは雑食性のため生餌から人工飼料まで幅広く食します。生餌ならアカムシなど、人工飼料の場合は金魚やコリドラス用の餌を食べてくれるようです。餌の回数は1日に1回程度、食べ残しが出ない量を与えましょう。
注意点
カイヤンは繊細で臆病な性格をしているといわれています。驚きやすい一面もあり、水槽に頭部をぶつけたり流木や岩などで体を傷つけたりすることがあるため、角のないアクセサリーをレイアウトしましょう。丈夫で病気にはかかりにくいといわれていますが薬品に弱い傾向があります。投薬を行う際は、規定量の半分ほどの量を目安にすることが望ましいようです。また、体調不良や水温の低下などによって体色が薄くなることがあります。カイヤン特有のボディカラーを保つためにも、日頃から水槽をよく観察してお世話するよう習慣付けましょう。
カイヤンとの混泳について
カイヤンは比較的大人しいため、口に入らない大きさで温和な性格の魚との混泳に向いています。同種間で同居させることも可能です。
カイヤンの繁殖について
カイヤンの飼育下での繁殖についてはよく分かっておらず、繁殖例や情報もほぼみられない状況です。原産地のメコン川では雨季にあたる5月~7月頃に繁殖活動が行われるといわれていますが、性成熟する年齢や産卵方法、稚魚の育成方法などについては把握されていないようです。飼育下で繁殖を狙うことも不可能ではありませんが、成熟したオスとメスを何組か飼育するための大型水槽や親魚たちを養う餌などの確保が必要になると考えられます。