デュビアの卵は管理が必要?卵胎生のデュビアの出産

デュビアの卵は管理が必要?卵胎生のデュビアの出産

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昆虫の多くは卵生です。卵生とは、メスが体の外に卵を産み出して孵化することです。しかし、デュビアは卵生ではありません。そこでこのページでは、卵生ではないデュビアの繁殖方法について詳しく解説していきます。

デュビアは卵胎生の昆虫

デュビアは昆虫には珍しい、「卵胎生」の昆虫です。卵胎生とは、卵をメスのお腹の中で孵化させてから、ベビーを外の世界へ産み出す出産方法です。

デュビアの飼育ケースを除くと、お尻の部分に卵鞘をくっつけているメスを見かけることがあります。このようなメスを観察しているとわかると思いますが、一度体の外に出された卵鞘は、数分後に再度メスのデュビアの体の中に取り込まれます。その後、胎内で卵を保護して孵化させます。

繁殖に適した飼育環境

デュビアは比較的丈夫と言われています。飼育に適した温度は25℃~28℃ですが、寒さにもある程度は耐性があるので、人間が生活している室内の温度程度であれば、若干寒くても生きていくことはできます。ただし、繁殖となると話は別です。ケージ内の温度が低いと食欲や活動量が落ちるだけではなく、繁殖もあまりしなくなってしまうので温度の管理は重要です。

また、デュビアには暗くて狭い場所に集まる習性があります。デュビアを繁殖させるためには、紙製の卵パックなどでシェルターを作ってデュビア同士が密着できる環境を作ることが大事なポイントになります。

デュビアのメスは1回の出産で30匹前後のベビーを産みます。胎内で卵を孵化させるので、飼育側が卵の管理をする必要はありません。

産み落とされた卵鞘は孵化する?

デュビアは卵を胎内で孵化させるので、卵鞘を産み落とすことはしません。しかし、メスが産んだ卵鞘は、再度胎内に戻すまでの間、基本的にはお尻についているはずですが、これがポロリと落ちてしまうことがあります(これを流産と言います)。この産み落とされてしまった卵鞘は孵化することはありません。

卵鞘を落としてしまう原因

せっかく産んだ卵鞘なのですから、できれば落とさずに胎内に戻して孵化させてもらいたいものです。では、メスが卵鞘を落としてしまう原因にはどのようなことがあるのでしょうか?

過密飼育

デュビアは密着することを好むので、多くの場合、小さめのケースで過密飼育をしていると思います。しかし、あまりにも過密過ぎると、体外に産み出した卵鞘が他の個体などにぶつかって落ちてしまうことがあります。

人間が触ってしまう

体外に排出されている卵鞘の長さは、デュビアの体の半分ぐらいの長さです。細長いので、誤って触れてしまうと取れてしまうことがあります。他の個体の世話などでケージに手を入れる際には、ぶつからないように注意しましょう。

まとめ

デュビアの出産方法を知っておくことは、デュビアを飼育、繁殖させるためには必要な知識です。たくさんのベビーが生まれてくるよう、飼育環境に気を付け、卵鞘を産んだメスがいる場合は、卵を無駄にしないように注意して世話をするように心掛けましょう。

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