デュビアとレッドローチ、ペットに与えるならどっち?それぞれのメリットは?

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飼育している動物の餌として、デュビアとレッドローチのどちらを与えた方が良いのかといった質問を頂くことが多いです。

今回はデュビアとレッドローチの飼育上の違いや、「餌にするならどっちが良いの?」という疑問について書いていきたいと思います。

デュビアとレッドローチの違い

デュビア(別名:アルゼンチンモリゴキブリ)

中米から南米という広い地域で生息している昆虫です。オスの成体には羽根があり、日本でお馴染みのクロゴキブリのような見た目ですが、メスは羽根はありますがとても小さい羽根で、三葉虫やダンゴムシのような見た目です。

レッドローチ(別名:トルキスタンゴキブリ)

北東アフリカから中央アジアの温帯~亜熱帯、北アメリカに生息している昆虫です。日本でもよく見かけるチャバネゴキブリによく似ています。

それぞれ生息域や見た目などは異なりますが、デュビアもレッドローチも、爬虫類や両生類のペットの”餌昆虫”として注目されている昆虫です。

デュビアレッドローチ
飼育に適した環境ツルツルした壁は登れないので、プラスチックケースで飼育をするのがオススメです。
適温は25℃~28℃ですが、多少寒くても生きることはできます。湿気が苦手なのでケージの中は乾燥した状態を保つようにします。繁殖を考えるのであれば、寒い季節はパネルヒーターなどで適温をキープした方が良いでしょう。
デュビアと同様に、ツルツルした壁は登れないので、プラスチックケースで飼育をするのが良いでしょう。適温は25℃~28℃、乾燥した環境を好みます。気温は多少寒くても生きられますが繁殖行動が鈍くなるので、繁殖をする場合は適温をキープできるように調整します。
雑食と言われていますが、草食の傾向が強いです。野菜や果物をメインに与え、必要に応じてラビットフードや昆虫ゼリーなども与えます。雑食性で何でも食べます。動物性タンパク質を多く摂ると糞の臭いが強くなるので、野菜などをメインに与えた方が臭いを抑えられます。
臭い基本的にはあまり臭いはしません。ただし、動物性タンパク質を多く与えていたり、ケージ内の掃除をあまりしていなかったりすると臭いは発生します。デュビアと比較すると臭いは強めです。動物性タンパク質を多く与えていたり、ケージ内の湿度が高くなっていたり、ケージ内の衛生状態が悪くなると、より臭いが強くなります。
動きの速さ動きは遅いので扱いやすいです。脱走した場合も比較的捕まえ易いです。動きが速いので、万が一逃げ出してしまった場合は捕まえるのが大変です。動物によっては食いつきが良く好まれます。
寿命オスは約1年。メスは約2年です。オスもメスも約1年ほどです。
繁殖スピードデュビアは成体になるまでに約半年かかります。その後、メスは約2年の寿命を迎えるまでの間に約6回出産します。デュビアは卵胎生で、1回の出産で30匹前後のベビーを産みます。レッドローチの繁殖スピードはとても早いです。1~2週間ほどでサイズが変わる場合があるのでまとめて買う場合は注意しましょう。

デュビアとレッドローチは一緒に飼育できる?

似たような飼育環境のデュビアとレッドローチは、同じケージで飼えないことはありません。しかし、動きの速さや産卵方法などが異なるので、メンテナンス等の手間がとても大変になってしまいます。可能であれば別々のケージで飼育することをオススメします。

デュビアとレッドローチどちらが良い?

餌昆虫として好まれているデュビアとレッドローチですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

デュビア

メリット

・臭いが少なく動きが遅いので、飼育しやすい。
・幼体(0.5~1cm)から成体(5~6cm)までサイズが豊富。種類や大きさの異なるペットを飼っている人にとっては大きなポイント。

デメリット

・床材などに潜り込む習性があるため、動物に与える際には手であげた方が良いことも。

レッドローチ

メリット

・繁殖スピードが速い。
・動きが速いので、動物によっては食いつきがとても良い。
・柔らかいので、噛む力が弱い動物でも食べやすい。

デメリット

・臭いがあり、動きが速いことから、飼育をしにくく感じる人も。

まとめ

飼い主の手間を考えるとデュビアや栄養価(デュビアに与えている餌による)がおすすめですが、一番大事なのは食べてくれるかどうかです。栄養価の高いデュビアだとしても食いついてくれなければ意味がありません。餌に慣れさせることも大事ですが、食べない餌を無理に与える必要もありません。好き嫌いは動物にもありますので、まずは両方与えて様子をみましょう。両方とも食いつきが同じようであれば、それぞれの特徴をもとに、飼い主が管理しやすい方を選ぶとよいでしょう。

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